Clie終了
夕方、友人hirato氏より速報が入った。どうやらPCWatchにClie販売終了のニュースが掲載されたらしい。
- PCWatchに掲載されたニュース（直リン）
- http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0222/sony.htm
以前から撤退の噂はあったものの4月にTH55の後継機種発売が噂されるなどまだまだ先のことだと思っていたのに...。
販売不振やPDA市場の縮小など原因はいろいろあると思いますが、Shigeeはひたすら寂しいです。
初めて購入したPalmはバイザープリズムでした。その機種を選んだ理由はClieを欲しいけれども高価なので使わなくなったら困るので安価*1な機種から始めてみようというのが理由でした。
バイザーで知ったPalmOSはとても使いやすく、またいろんなユーザーの方々が積み上げてきたTipsがNet上のあちこちにあったためどんどんその世界に引き込まれていきました。
そしてしばらくバイザーを使用した後、念願のClie T650cを手に入れたのでした。
手に入れたClieは外部メモリ*2に最初から対応しており、その画面はバイザーとは比べ物にならないほど美しくさらにShigeeをPalmへと引きずり込んだのです。
憧れのClieを手に入れたShigeeは何処へ行くのでもそれを持って行きました。Ninoから、「今日はぜったいClieを使わないと思うよ(--;)」と言われようとも常にバッグの中にはClieが入っています。そのおかげで少しずつ書き込んでいった予定、メモなどはかなりたまり、CottonやYu-kiの誕生や入院、誕生日など家族の節目に感じたことが日記のようにつづられています。
あぁ、あの時はこんな風に感じてたんだな...。
ClieはShigeeの記憶として、最近では家族の記憶として存在しているのです。
一昨年の冬T650cはOS5を搭載したNX80Vにメインの座を明け渡しましたが、その記憶は次メイン機にもそのまま引き継がれています。
今後その記憶がどのような形でShigeeの手元に残っていくか分かりませんが、ひとまずShigeeの記憶を一緒に刻んでくれた、Clieという掌にのってしまう小さな機械にありがとうと言いたいと思います。
ありがとう。
